こう言っちゃ悪いけど・・・ホノボノするニュースだね。面白いw
世界中に打電された「九つ子妊娠」はウソだった―。メキシコの保健当局者は27日、「九つ子を身ごもり、5月20日に出産予定」と語っていたメキシコ北部コアウイラ州在住のカルラ・バネッサ・ペレスさん(32)が、妊娠すらしていないことを明らかにした。ペレスさんの母親が、地元紙に4年前に不妊手術を受けていた事実まで暴露。極めて珍しい多胎妊娠として注目され、全世界に配信されたニュースは、全くの捏造(ねつぞう)だった。
ペレスさんの大ウソは、たった一日でバレてしまった。地元紙などによると、26日に各メディアで「九つ子を妊娠した」「生まれてくるのが楽しみ」などと話していたペレスさんを、27日になって保健当局者が詳しく検査。一度は拒否した“お騒がせ女”を強引に調べたところ、妊娠の兆候すらなかったことが分かった。
実際、ペレスさんは病院で妊娠検査にすら行ったことはなく、確信犯的なウソ。ちなみに体重は110キロで、いわゆる「三段腹体形」だった。
“騒動”は26日、メキシコの地元メディアが一斉に報じたことが始まりだった。メキシコの放送大手テレビサは「九つ子は女児6人、男児3人。ペレスさんは不妊治療を受けていた」と報じ、国営メキシコ通信は、ペレスさんの「赤ちゃんの名前を考えるのは早すぎる」「全てが順調にいくことを願っている」といったコメントを配信。過去の最多多胎記録は、09年に米カリフォルニア州で生まれた八つ子。9人の赤ちゃんという新記録への期待感から、ニュースは米国、日本など世界を駆けめぐってしまった。
この日、ペレスさんのついていたウソは、芋づる式に明らかになった。「過去に三つ子を妊娠していた」とされていたが、その事実はなく、実際の子どもは15歳、12歳、4歳の3人。そのうえ、その4歳の子どもが生まれた直後に避妊手術を受けており、その事実をペレスさん自身の母親がこの日、地元紙に激怒しながら暴露した。
すぐバレるウソをなぜついたのかは、謎のまま。不可解さと後味の悪さだけを残し、九つ子騒動は収束となった。
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