入学を決めた男子学生、偉いなあ。なかなか決められないよね。
熊本県立第一高校(熊本市)の入学式が9日、同校であり、34年ぶりに男子生徒70人が入学した。男女共学ながらこれまで前身の女子校のイメージが強く、78年3月に男子3人が卒業して以来、入学志望者が女子だけの状態が続いていた。新入生は377人で2割近くを男子が占めることになった。
森塚利徳校長は「不安の中、勇気と期待を持って選択してくれた男子生徒に応えるためにも全員で支え、応援しなければならない」と式辞。新入生代表であいさつした原田衛(まもる)さん(15)は「野球部に入れば1年から試合に出られて経験が積めると考え、入学を決めた。勉強との両立を頑張りたい」と目標を語った。
同校の前身は1903年創立の県立高等女学校で、49年に男女共学になった。卒業生に俳人の故中村汀女さん、歌人の故安永蕗子(ふきこ)さんらがいる。
学校と同窓会は来年の創立110年を前に「本来の姿」を取り戻して学校を活性化しようと、中学校や学習塾を回って受験を勧めるなど共学化に取り組んでいた。
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