2011年8月31日水曜日

<山崎直子さん>宇宙飛行士引退「宇宙を身近にする活動を」

是非、日本の科学振興のために、ご活躍していただきたいですね!


 宇宙飛行士の山崎直子さん(40)が31日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)を同日付で退職、宇宙飛行士を引退したことを明らかにした。東京都内で会見した山崎さんは「今後10年弱訓練して(再び)宇宙へ行く選択肢もあるが、多くの人に宇宙を身近にする活動、教育に取り組んでいきたい。訓練が優先される飛行士よりもフリーの立場を選んだ」と説明した。


山崎さんは99年、飛行士候補に選ばれた。02年に長女を出産。昨年4月、米スペースシャトル「ディスカバリー」で初めて宇宙へ行った。現在は母校の東京大大学院で研究生として小型人工衛星の研究などを続ける一方、10月には第2子の出産を控える。退職後、当面は育児中心の生活になるという。

引退の決断について「米国では飛行士がいろいろな立場に転身している。引退後に大学で教べんを執ったり、企業で開発に当たる人もおり、そういう経験からも刺激を受けた」と話した。

また「新しい命を授かり、一人の人間として家族と向き合ういい時期なのかなと思う。人生は長いので、仕事と家族とうまくバランスが取れればいいと思う」と心境を語り、「宇宙を飛行した者として活動に精進していくので、温かく長い目で見守っていただけるとうれしい」と会見を締めくくった。

JAXAの有賀輝・有人宇宙技術部長は「違う立場で日本の科学技術に貢献してもらえれば」と話した。

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