2011年8月21日日曜日

汚染土壌の処理法開発=低コスト、放射能1割以下に―兵庫県

こういったものが開発されるってところが、日本のすばらしいところだよね。


 福島第1原発事故で放射能に汚染された土壌の浄化に役立ててもらおうと、兵庫県立工業技術センターなどは、凝集剤を使った新たな処理方法を開発した。今月中にも福島県郡山市で本格的な実証実験を始める。同センターは「従来の方法に比べコストが安い上、廃棄物が保管しやすく、大量の土壌を除染するのに向いている」と話している。
同センターによると、この凝集剤は植物の粉末と、吸着剤として除染に使われるゼオライトに似た性質を持つ鉱物で作る。実験ではまず、福島県飯舘村の田んぼから採取した汚染土壌10グラムを水100グラムと混合。工業用フィルターでろ過すると、土6グラムと濁り水104グラムに分かれ、土に残った放射性セシウムなどは7%に減っていた。
濁り水に凝集剤2グラムを加えて沈殿させ、さらにろ過したところ、沈殿物6グラムと水100グラムに分離。沈殿物に残りのセシウムなどが集中し、水からは検出されなかった。 

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