何それ?そんなの話し合う議題じゃねーだろ!意味わかんない。政治的意味合い?じゃあ増税するなよって話だよね。
自由民主党がアニメ「機動戦士ガンダム」のロボット(モビルスーツ)ガンダムの開発に本気になっているという。
ネットでは、政局混乱の時期に「ふざけている!」「暇なのか?他に議論することがあるだろ!」などと怒号が飛び交っている。2012年6月26日には政権政党時代から目指していた消費税増税法案が衆議院を通過したこともあり、「まさかガンダムに税を使うつもりか!? 」といった揶揄まで出ている。
■「12時間ぶっ続け まるナマ自民党」で議論
ガンダムといえば09年夏、東京お台場に全高18メートルの等身大ガンダムが建造され観光客が押し寄せた。自民党広報に話を聞くと、今回のガンダム開発計画は観光や娯楽が目的ではなく「あくまで政治的意味合いのものです」と説明している。
「本気で考える自民党ガンダム開発計画」は、自民党と動画投稿サイト「ニコニコ動画」がコラボする「12時間ぶっ続け まるナマ自民党」の中で議論される。これは12年6月28日の11時30分から「ニコニコ動画」で、自民党関連の話題を12時間に渡り生放送するというもの。総理経験者の麻生太郎議員、安倍晋三議員や谷垣禎一総裁、小泉進次郎議員など総勢数十名の自民党議員が登場する。
その中で20時から45分間議論されるのがガンダム開発計画。出演するのは平将明議員と丹羽秀樹議員。ゲストには作家で「亡国のイージス」「終戦のローレライ」著者の福井晴敏さんが登場する。自民党広報によれば両議員ともガンダムの熱狂的なファンだという。
ネットではこのニュースに関して、冷笑と脱力感が広がっている。そもそもガンダムは宇宙戦争で活躍する「兵器」であり、現在の技術や法律では開発するのが絶対に無理で、議題に上ること自体が間違っている。しかも政局が混乱している中、消費税増税法案が衆議院を通り、これからどんな事態になるのか国民が不安になっているのに「ふざけている」というのだ。
■総選挙の人気取りが失敗に終わると予想する人も
ネット上には
「ヒマなのか? 」
「ガンダムは嫌いじゃないけど、増税の使い道がこれじゃ国民は納得せんよ!」
「重要な転換点になるかもしれない時期にこんなことやるの?もう呆れ果てて言葉もないわ…・・」
などといった意見が掲示板やブログに書き込まれている。また、来るべき衆院総選挙のための人気取りであり、若い有権者に擦り寄っているつもりなのはわかるが、これで自民党の票が増えるとは思えない、と予想している人もいる。
では放送の当日はどのようなことが議論されるのか。自民党広報に話を聞いてみたところ、登場する議員の頑張り次第で深い内容まで踏み込むこともありえる、とし
「まず何のためにガンダムを作るのか、から始まって、作った場合の法規制などについても話し合う予定です。あくまで政治的見地からの議論となります」
ということだった。
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