2012年6月12日火曜日

<福島原発事故>県が県民の外部被ばく調査推計値まとめる

福島原発事故前の、労災認定の基準とは何だったのか?




 福島県は12日、福島第1原発事故当時の全県民約200万人を対象とする県民健康管理調査で、比較的高い線量の被ばくをした可能性がある浪江、川俣(山木屋地区)、飯舘の3町村の住民1万4412人(放射線業務従事者を除く)の外部被ばく線量の推計値は、事故発生から4カ月間で最大25.1ミリシーベルトだったことを明らかにした。2月までの集計では同23.0ミリシーベルトだった。

 一方、今回初めて公表したこれらの地域以外の県民9897人(同)の推計値は最大3.9ミリシーベルトだった。福島、郡山市などの県北・県中地方の住民は91%が、会津・南会津地方は全員が2ミリシーベルト未満だった。

 調査を担当している安村誠司・福島県立医大教授は「これまでの疫学調査では100ミリシーベルト以下での明らかな健康への影響は確認されておらず、放射線による健康影響があるとは考えにくい」と話した。

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