2012年6月14日木曜日

「尊い決断、一筋の光に」=両親らには「十分説明」―移植ネット会見

とても、とても難しい決断だったと思います。ご両親は、立派ですね。




 「明るい一筋の光になると思います」。日本初となる6歳未満の男児からの脳死移植が決まり、日本臓器移植ネットワークの芦刈淳太郎医療本部長らが午後7時から、厚生労働省で記者会見した。「大変悲しいが、大きな希望を残してくれました」との両親の言葉を公表し、説明を十分に尽くしたことを強調した。
 芦刈本部長は「尊い決断に深く敬意を表する。移植を受ける人や家族、(移植ネットに待機患者として)登録している人たちにとって、明るい一筋の光になる」と意義を説明。「家族に寄り添いながら、最後まで手続きを遂行したい」とかみしめるように話した。
 移植ネットによると、ベテランのコーディネーターらが両親を含め計8人の親族に対し、計3回、2時間超にわたり説明を実施した。芦刈本部長は「家族の心情をくみ取ることに細心の注意を払った。十分に時間をかけ、意思の変化がないか慎重に行った」と強調した。一方、脳死に至った経緯や男児の入院時期については「家族に了承を得たのは、(脳死の原因となった)低酸素性脳症の公表だけなので詳細は控える」と繰り返した。 

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