2011年6月15日水曜日

避難所で初の食中毒、69人に症状 大使館の炊き出し、国名公表せず

うーん、対応が難しいですよね。善意だからなあ・・・

 福島県田村市の避難所で4日、中近東の国の在日大使館が行った炊き出しを食べた69人が食中毒症状を訴え、うち9人の便と料理からウェルシュ菌が検出された。県が15日、明らかにした。全員が回復しているという。東日本大震災後、福島、宮城、岩手の3県の避難所で食中毒が発生したのは初めてとみられる。

 福島県によると、食中毒の発生先は避難所になっている田村市の廃校。4日の夕食に出された鶏肉のパプリカ煮からウェルシュ菌が見つかった。大使館内の調理場で事前に加熱調理した後、常温のまま運搬されたとみている。

 この料理を食べた118人のうち、市職員やボランティア5人を含む19~90歳の男女69人に下痢や腹痛の症状が出た。

 福島県は大使館所在地の東京都に調理場の調査を依頼したが、大使館側は「施設に問題はないと思う」と説明しているという。

 善意の炊き出しだけに県は「国名は公表したくない。やむを得ない面もあったと思うが残念だ」と困惑している。

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