区切りなんか、つかないですよ・・・
避難した約80人を津波が襲い、生存者がわずか3人だった岩手県陸前高田市の市民体育館。今もがれきが散らばったままの建物に入り、花を手向ける遺族らの姿が見られた。
盛岡市の会社員小島綾乃さん(23)は、18歳の双子の妹を亡くし、母(54)の行方も分かっていない。いずれも体育館に避難したとみられている。この日は父(55)とともに花を供え、黙とうをささげた。
「3カ月でも何カ月でも気持ちに区切りはつかない」と目を潤ませた。約120キロ離れた盛岡市から、毎週末に花を持って訪れているという。
仲の良かった2人の妹は体育館から約1キロ離れた場所で一緒に見つかった。「母はどこかに生きているかもという希望を捨てきれない。早く帰ってきてほしい」と話し、手を合わせた。
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