2011年6月16日木曜日

福島の学校プール使用、問題なし…文科省が見解

今年度は、プールしないでもいいくらいにしないと!

 福島第一原発事故の影響で、福島県内の学校でプールの使用を取りやめる動きが相次いでいる問題で、文部科学省は16日、「プールを使用して問題ない」とする見解を同県教委などを通じ同県内の学校に文書で送付した。

 同省では個々のプールの放射線量は把握していないが「常識的に考えて問題ないと判断した」としている。学校現場から要望が出ているプール使用に関する基準作りについては今回は示さなかった。

 同省によると、福島県内の水道水からは5月中旬以降、放射性ヨウ素や同セシウムなどが検出されない状態が継続している。同省はまた、水泳の授業を行って児童が浴びる放射線量について、〈1〉授業中30分間は1キロあたり10ベクレルの放射性物質が含まれる水の中にいる〈2〉15分間は空間放射線量が毎時1マイクロ・シーベルトのプールサイドにいる〈3〉プールの水を200ミリ・リットル誤って飲む――などの条件で試算。その結果、15回授業をした場合、積算放射線量は6・1マイクロ・シーベルトになった。文科省は「屋外プールを使っても子供が受ける線量は極めて低く、(同省が目標に掲げた)年間1ミリ・シーベルト以下の達成にも影響しない」と判断した。

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