危険な環境の中、作業している方々にはただただ、頭が下がります。
防衛省は17日、東京電力福島第一原子力発電所で事故直後に活動した陸上自衛隊の隊員の被曝(ひばく)線量が最大で80・7ミリ・シーベルトだったと発表した。
同省ではこれまで、隊員の最大被曝線量は22・7ミリ・シーベルトとしてきたが、別の活動に従事した隊員の被曝線量を改めて確認して判明した。
同省によると、3月12~13日に陸自の隊員20人が原発敷地内で原子炉への注水作業を実施。このうち12人は東電から借りた線量計を身に着け、活動後は数値を確認しないまま東電に返却した。同省はその後も、2か月以上にわたって数値を確認せず、先月下旬に東電に問い合わせたところ、40歳代の男性隊員が2日間で80・7ミリ・シーベルト被曝していたほか、8人が30ミリ・シーベルトを超えていた。当時、隊員の被曝線量の上限は100ミリ・シーベルトに設定されており、同省は「上限は下回っており健康に問題はないが、もっと早く確認すべきだった」としている。
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