2011年6月12日日曜日

汚染水の浄化システムに不具合 15日からの稼働は困難

放射性セシウムだけの除去なのか、他の放射性物質も除去できるのか?不勉強ですが、早いトコ稼動して欲しい!


 福島第1原発事故で、東京電力は12日、高濃度の放射性物質(放射能)を含む汚染水の浄化システムの主要部分を担う、放射性セシウムの除去装置に不具合が生じたと発表した。浄化システムの本格稼働は今月15日を目指していたが、作業を予定通りに進めた場合、17日以降にずれ込むことがほぼ確実になった。

 東電によると、米キュリオン社製のセシウム吸着装置は並行する4ラインで構成。11日深夜に同装置を動かして水漏れの確認をしたところ、4ラインのうち1ラインで予定した量の水が流れなかった。外部への漏れは見られず、配管が詰まっている可能性などがあり、原因を調べている。

 浄化システムは放射性セシウムを除去する同装置のほか、仏アレバ社製の除染装置や油、塩分の除去装置などで構成。放射性物質の濃度を最大1万分の1程度まで減らせるとされ、汚染水を浄化して原子炉に戻す「循環注水冷却」の中心となる。

 浄化システムの本格稼働前には個別の装置の確認や全体試験などで5日間程度が必要とされる。

会見した東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「原因を本日中につきとめる。ただ、残りの3ラインは健全なのでこれだけで始めることも可能だ」と話した。

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