2011年5月19日木曜日

コピー機時間制限や半ドンも…自治体の節電対策着々

必要最低限の仕事しかしない公務員もいるから、ばんばん節電して!!

 全国の自治体でも独自に節電実験の実施や節電対策などを打ち出し、夏場への備えを着々と進めている。

 埼玉県は19日、節電で職員の業務遂行にどのような問題点があるかを検証するため、県庁舎内の照明とパソコン、コピー機の使用を1時間ずつ抑制する実験を行った。午前10時からの1時間は照明の半分を消灯し、午後2時からは各部局などにあるパソコンの使用可能台数も半分に抑えた。さらに、午後3時からは庁内すべてのコピー機の使用を完全に停止した。

 県によると、この日は晴天のため、消灯による支障はほぼなかったが、パソコンの使用については職員から「大切な仕事で使えず困った」などの声が複数上がったという。県ではこの日の検証を踏まえ、夏場の電力の消費計画を策定する。

 神奈川県海老名市は7~9月、比較的来庁者の少ない毎週水曜日の午後、市役所本庁舎を閉庁することを決めた。代わりに土曜日午前に開庁する。同市によると夏の平日の電力消費量は1日当たり8千~9千キロワットで、半日閉庁により約2700キロワットを節約できる見込み。同市では20%の節電を目標としており、公共施設全体で約1300万円の経費節減になるという。

 関西電力管内の大阪市交通局では、政府などからの節電要請を受けた場合に備え、地下鉄の「間引き運転」のシミュレーションを始めた。市営地下鉄など9路線について、10~20%の節電に必要なダイヤを試算。市交通局は「万一、計画停電などが決まった場合などに対応するための準備」と話しており、実際に実施するかは現時点では未定という。

 試算は1日約120万人が利用する御堂筋線では朝のラッシュ時のダイヤを、より本数の少ない夕方のラッシュ時のダイヤに変更することで10%削減、休日ダイヤに変更すれば20%削減が達成できるとしている。

 愛知県知立(ちりゅう)市では市役所南側にゴーヤの苗42本を植えた。つるを窓やベランダにカーテンのようにはわせ、日光を遮る「緑のカーテン」とすることで、室内温度の上昇を防ぐことが目的だ。

 軽装で暑さをしのぐクールビズも各自治体で前倒しして実施され、群馬県桐生市では職員のポロシャツ着用を初めて認めたほか、神奈川県茅ケ崎市では、例年週2回認めていたアロハシャツの着用を連日認めている。

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