2011年5月16日月曜日

<舞鶴女子高生殺害>18日に判決 状況証拠から死刑求刑

正しい判決が下ることを望みます。真偽は、当事者のみが知るのでしょうか?

 京都府舞鶴市で08年に府立高1年の女子生徒が殺害された事件で、殺人と強制わいせつ致死の罪に問われた中勝美(なか・かつみ)被告(62)に対する判決が18日午後3時、京都地裁で言い渡される。別の窃盗容疑で逮捕され、起訴直後に府警が殺人などの容疑で自宅に家宅捜索に入るなど異例の展開をたどったが、被告と事件を結びつける直接的証拠はないままだ。検察側は状況証拠を積み重ねて死刑を求刑し、被告側は無罪を主張している。

 事件発生から約半年後の08年11月15日、府警は中被告をさい銭などの窃盗容疑で逮捕。起訴2日後の同28日、弁護人立ち会いの下、6日間連続で殺人・死体遺棄容疑で自宅を家宅捜索した。物証は見つからなかったが09年4月、府警は殺人などの容疑で逮捕。裁判員制度が始まる約1カ月前に起訴された。

 検察側の立証のよりどころは▽現場から約300メートル離れた地点で「被告に似た男が若い女性といるのを見た」とする目撃証言▽男女とみられる2人が映った現場近くの防犯ビデオの画像について、「被告に極めて似ている」とする鑑定▽「知人が被害者のポーチや化粧品を捨てるのを見た」と被告が遺留品の詳細を供述したこと--の3点。

 落ち度のない少女をわいせつ目的で襲ったという動機▽鈍器でめった打ちにし、遺体を埋めるなどした手口▽更生可能性▽遺族感情--などから「被害者が1人でも死刑を回避する事情にはならない」として極刑を求めた。

 弁護側は、目撃証言やビデオ画像の鑑定の信用性を全面的に争い、被害者の遺留品に関して「検察官は実際の遺留品に合致する供述だけを調書にしている」などと反論。「状況証拠の中に被告が犯人でなければ説明できない事実はない」と無罪を主張している。

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