これが、今後のいじめ対応の流れを作れればいいね。被害届じゃなく、いっきに告訴で!
大津市で昨年10月、いじめを受けた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、男子生徒の父親が18日、加害者とされる同級生3人を暴行や恐喝、強要など六つの容疑で滋賀県警大津署に告訴し受理された。県警の家宅捜索後、父親は代理人弁護士と話し合い、「捜査は始まったが、息子のために父親としてできることをしたい」として処罰への強い要望を示すため、被害届ではなく告訴することを決めた。
男子生徒がいじめを受けていたと知った父親は昨年10月と12月に計3回、大津署を訪ねて被害届の提出について相談したが、同署は男子生徒が亡くなっていることなどを理由に受理しなかった。県警は今月11日に学校などを家宅捜索し、校長らから事情を聴くなどしていじめや加害行為などについて本格的な捜査をしている。
告訴で父親は容疑を暴行に絞らず、県警担当者に口頭で被害の内容を伝える形で「告訴調書」を作成した。その際、昨年12月の被害届は事実上の告訴にあたると主張し、告訴期間の過ぎている容疑も含めて告訴したという。
対応した担当者は「歴史の転換点となる大きな事件に携わっている。この機会をとらえ、二度といじめで自殺する被害者を出さないようにしたい」と応じ、父親の意向に沿って捜査を進める方針を示したという。父親は「このことを息子に報告します。事実が解明され、加害少年たちが罰を受け、謝罪し、更生してくれることを望みます」とのコメントを出した。
代理人らは遺族支援のホームページをつくるなどし、全国から激励や支援の申し入れが相次いでいるという。父親は「支援はありがたい。今後、息子のような犠牲者を出さないためにも、できることをしていきたい」と話している。
加害者とされる同級生の代理人の一人は「(本人にも)いろいろな思いはあるが、代理人としてはコメントを差し控えたい」と話した。
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