2012年5月22日火曜日

<赤ちゃんポスト>昨年度受け入れ8人 開設以降で最少

身元が分からない子は特に可哀相だね。でもこのままどんどん減っていくといいよねー!


熊本市は22日、慈恵病院(同市西区)が設置した、親が育てられない子供を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の11年度の利用状況を公表した。受け入れ人数は8人で10年度より10人減り、07年度の開設以降最も少なかった。過去5年間の合計は83人となった。

 11年度の8人の年齢は乳児(生後1カ月~1歳未満)2人、新生児(生後1カ月未満)6人。出産直後に当たる生後7日未満は5人だった。また、8人のうち3人は自宅出産だった。虐待の形跡のある子供はいなかったが、1人は現在も身元が分かっていない。

 身元が分かった子供7人の親の居住地は熊本県内4人、熊本以外の九州2人、中部地方1人。これまで九州以外の遠隔地からの利用割合が高かったが、大幅に減った。母親の年代は20代4人、30代3人だった。兄姉がいる子供は4人で、いずれもきょうだい3人以上の多子世帯だった。

 ポストの利用理由(複数回答)としては「生活困窮」「育児不安」「不倫」「未婚」が各2件。「子の祖父母の反対」「戸籍に入れたくない」もあった。

 慈恵病院の蓮田太二理事長は、今年1~3月の利用はなかったとして「匿名で預かる仕組みなのに『行っても捕まえられる』と誤解されている」と懸念を示していた。

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