アーア、将来のお客をかなり逃したね。こんなとこに内定もらわなくてよかったかも?
「中央ろうきん」の愛称で知られる中央労働金庫(東京都千代田区)が、採用活動で不採用にした学生に対しても「内々定をお受けいただきありがとうございます」などとするメールを誤って送っていたことがわかった。
しばらくして誤送信を陳謝するメールが送られたものの、就職活動生にとっては、大型連休は「ヤマ場」。精神的に追い詰められている人も多く、この時期の誤送信に「みんなの傷口をえぐった」といった怒りの声が続出している。
■「お祈りされたのにメール送ってきた」
問題のメールが送られたのは2012年5月1日正午頃。「手続会&採用時健康診断のご案内」というタイトルで、内容は、
「こんにちは。あらためまして、内々定をお受けいただきありがとうございます。さて標題の件ですが、内々定承諾の手続き及び採用時健康診断の受診につきまして、マイページのレターボックスへご案内を送信いたしましたので、ご確認願います」
と、すでに採用が決まった人に対して、採用サイトにログインした上で今後の手続きについて確認を求める内容だ。だが、「プレエントリー」と呼ばれる、志望動機などを詳細に記入する「エントリーシート」提出前に行う簡単な登録作業を行った人にも、このメールが送られてしまった。エントリーシートを提出しなくても「内々定承諾」のお知らせが送られてくるという「珍事」だとも言える。だが、すでに「お祈りメール」と呼ばれる不採用通知を受け取った人や、途中で面接を辞退した人に対してもメールは送られていた模様で、「みんなの就活日記」といった就職活動関係の掲示板では、
「この時期に落ちた学生へ内々定承諾のお礼は挑発行為ですよ」
「ここ第一志望で落とされ、まだ就活で大変な人にこのメールがいってたとしたら残酷すぎです」
「お祈りしやがったくせにメール送ってきやがった どんだけ適当なんだよwwww」
といった批判の声が続出している。
■シンプルな謝罪メールで「火に油」
約1時間後に、「メール削除お願いします」というタイトルの、誤送信を認めるメールが送信されたものの、その文面が
「こんにちは。さきほど、誤ったメールを送付してしまいました。『手続会&採用時健康診断のご案内』については削除くださいますようお願い致します。誠に申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いします」
と、比較的シンプルだったため、
「みんなの傷口をえぐったのだから、もっと丁寧な対応でもいいと思うのですが…」
と、さらに反発を招き「火に油」状態になっている。
なお、中央労働金庫が公表している採用情報によると、11年には133人、12年には110人の新入社員を採用。13年の採用予定人数は「未定」となっている。
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