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2012年5月31日木曜日
<つくば竜巻>風速は秒速100メートル超 国内最強規模
風速100m・・・想像できないよ。自然の力、恐ろしいね・・・
茨城県つくば市で5月6日に大きな被害をもたらした竜巻の風速が、局所的に秒速100メートルを超え、国内最強規模に達していたとみられることが田村幸雄・東京工芸大教授(耐風工学)の調査で分かった。気象庁は竜巻の強さを表す藤田(F)スケールを「F2」(風速毎秒50~69メートル)としているが、田村教授は「F3」(同70~92メートル)だった可能性もあるとしている。
田村教授は、同市北条の2階建て木造住宅がコンクリートの基礎部分ごと転倒したことに着目。重さ50~60トンの住宅が転倒するには秒速108~120メートルの風速が必要と想定し、模型を使った実験でその結果を確かめた。
気象庁は今後、田村教授の調査結果などを踏まえてFスケールの見直しを検討する。これまで国内で観測されたF3は、06年11月に北海道佐呂間町で9人が死亡した竜巻など3例のみ。田村教授は「原子力発電所などの危険施設はF4(同93~116メートル)ぐらいまで想定して対策すべきだ」と話している。
この調査結果は31日に気象庁で開かれた検討会で報告され、出席した市原健一・つくば市長が「竜巻注意情報は県全域でなく、もっと絞り込んで出してほしい」と要望した。
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