ようやく、ここまで原因がわかってきましたね。これから、しっかりとした規制を設けてほしいですね。
関東の浄水場で水質基準値を超える有害物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、厚生労働省と環境省は24日、原因物質は化学物質「ヘキサメチレンテトラミン」で0.6~4トンが流出したとする推定結果を発表した。この物質を使っている利根川流域の群馬、埼玉両県の事業所5カ所について、環境省は25日にも立ち入り調査するよう両県に要請した。
両省によると、ホルムアルデヒドの濃度がピークだった5月19日朝~夕、北千葉浄水場(千葉県流山市)で取水していた水道原水の全9検体からヘキサメチレンテトラミンが検出された。濃度が高いほどホルムアルデヒドも多く検出される相関関係があった。
ヘキサメチレンテトラミンはアミン類の化学物質。無色の固体で水に溶けやすく、水中で塩素と反応すると分解され、ホルムアルデヒドとアンモニアになる。ゴムや合成樹脂を固める材料として使用される。化学物質排出管理促進(PRTR)法で年間1トン以上扱う事業所の届け出が義務づけられており、群馬県に3事業所、埼玉県に2事業所がある。
厚労省によると、人が多量に摂取し、ぜんそくになった事例があるが、毒性は低い。海外では食品の保存料として使われる場合があるが、日本では食品衛生法で添加物としての使用は認められていない。
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