そんなもんなんかねえ?これからも、毎日放出が続いちゃうんじゃないの?
東京電力は24日、福島第1原発事故で放出された放射性物質の総量(ヨウ素換算)は推定約90万テラベクレル(テラは1兆倍)と発表した。東電が総放出量を公表するのは初めて。2、3号機からの放出が約4割ずつと大半を占め、福島県飯舘村など北西方向に汚染が広がった昨年3月15~16日の2日間で、全体の約3分の1の34万テラベクレルが放出されたとしている。
事故直後の3月12~31日に原発周辺で計測された大気、土壌、海水中の放射性物質濃度から総放出量を逆算。格納容器の圧力変化や建屋爆発、格納容器内の気体を逃がすベント(排気)などの時刻と突き合わせて、どの原子炉からいつ、どれだけの放出があったかを推定した。
解析によると、2号機の圧力抑制室の圧力が急低下した15日、2号機から16万テラベクレルが放出。14日に水素爆発を起こした3号機の原子炉建屋から大量の白煙が上った16日には3号機から18万テラベクレルが放出された。
建屋爆発時の放出は5000テラベクレル、ベント時は1400テラベクレルに過ぎず、大半は格納容器の損傷部分からその後長期間にわたって放出されたと考えられるという。総放出量は86年のチェルノブイリ原発事故(約520万テラベクレル)の17%だった。
総放出量をめぐっては、経済産業省原子力安全・保安院が昨年6月、77万テラベクレルとの推計値を公表。今年2月には解析条件を変えて推計した48万テラベクレルの推計値も示した。内閣府原子力安全委員会は昨年8月に57万テラベクレルと推定している。
0 件のコメント:
コメントを投稿