2011年4月27日水曜日

汚染水処理、6月から作業…統合本部が基本計画

汚染水は、今後も増え続けますよね。貯蔵するところはあるんでしょうか?


 福島第一原子力発電所の事故対策統合本部は27日、放射性物質を高濃度に含む汚染水の処理計画を発表した。原子炉冷却作業の障害になっている汚染水を浄化処理する機器を5月に搬入し、6月の運転開始を目指す。

 水処理は集中廃棄物処理施設で油分を除去後、ゼオライトという鉱物の吸着剤を用い、放射性セシウムを1000分の1に低減させる。その上で、特殊な薬品を用いて放射性物質を沈殿させて除去し、最終的には濃度を1万分の1にする。

 1日当たり1200トンの処理能力があり、1~3号機の建屋などの汚染水6万7500トンに、新たに分かった4号機の2万トンを加えた合計8万7500トンを73日で処理できる。現在、原子炉冷却のために注入している1日当たり約500トンが全量漏れ出したとしても、年内には全量を処理できるとしている。

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