2011年4月7日木曜日

爆発防止へ、窒素注入続く=汚染水の再流出警戒―福島第1原発・東電

現場作業員の方々には、頭があがりませんね。しっかりとしたケアをお願いします!!


福島第1原発事故で、東京電力は7日、1号機の原子炉格納容器内への窒素ガス注入作業を続けた。窒素を充満させ、爆発の恐れがある水素と酸素を容器内から追い出すのが狙い。注入は数日続く予定で、2、3号機でも実施する。
 窒素注入によって格納容器内の高濃度放射能を含む空気が外部に押し出される恐れもあるため、東電は容器内の圧力などを慎重に観察する。
 1号機は東日本大震災翌日の3月12日、原子炉建屋で爆発が発生。燃料棒を包む被覆管ジルコニウムと水蒸気が反応して水素が生じ、酸素と反応して爆発したとみられる。
 1号機ではその後、原子炉を冷却するため注水が続いている。この水が分解されて水素と酸素が発生、爆発の危険性が増していた。東電は6日夜、窒素ガス約6000立方メートルを格納容器に注入する準備を開始。7日午前1時半すぎから注入を始めた。
 一方、高濃度放射能を含む汚染水の流出が止まった2号機取水口付近の立て坑「ピット」の周辺も引き続き監視。外部流出は他に確認されていないが、汚染水が通ってきたトンネルから地下に染み出ている可能性も否定できず、監視カメラなどで外部への再流出を警戒している。 

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