2011年4月19日火曜日

福島から全国へ避難、生活3万人 避難先での風評被害対策が急務

県内への避難者も含めたら、相当数ですよね。戻れるといいですね・・・


福島県は19日、東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故後、県外の避難所や公営住宅などで暮らしている人が2万9833人に達したと発表した。全国の都道府県に問い合わせ、岩手、宮城を除く45都道府県から回答を得た。

 震災後、福島県の全域に設けられた避難所は津波などの被災者でほぼ満杯となり、原発周辺の住民で県内に行き先がなくなった人が県外に避難した。

 避難者数が最も多かったのは、南相馬市などから集団避難した新潟県で、7651人。続いて多かったのは、双葉町が役場機能を移すなどした埼玉県で、3524人だった。このほか、群馬県(2948人)▽栃木県(1767人)▽山形県(1687人)▽秋田県(1140人)▽東京都(1097人)-が1千人を超えた。

 沖縄県(129人)や鹿児島県(54人)など、遠方に避難した人もいた。

 全国的に受け入れが進む一方、避難先でいじめや差別を受ける例も少なくない。福島県には、「飲食店に、福島ナンバーの車での入店を拒否された」「首都圏の専門学校では、福島出身者に自宅待機を命じている」といった報告や相談も寄せられている。

 このため、佐藤雄平知事が19日の災害対策本部会議で「政府で風評被害防止の対応をしてほしい」と政府関係者に求める場面もあった。

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