2011年4月19日火曜日

福島原発汚染水処理、来月末めど=毎時50トン除染へ―仏アレバ

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来日中の仏原子力大手アレバのロベルジョン最高経営責任者(CEO)は19日、都内で記者会見し、福島第1原発内にたまっている放射能汚染水の除染システムを5月末に稼働するよう東京電力から要請されているとした上で、実現に向け全力を尽くすと表明した。
 同CEOによると、自社施設で既に導入している「共沈」と呼ばれる除染方法を採用し、汚染水中の複数の放射性物質を一緒に沈殿させる。一時間当たり約50トンずつ除染することが可能になり、「汚染の度合いは1000分の1~1万分の1になる」(同CEO)という。
 また、海水脱塩のための「蒸発管」を他社と共同で供給することを明らかにしたほか、使用済み核燃料の処置や、原発周辺地域を含めた土壌除染などでも協力する用意があるとした。
 さらに、東電が事故収束への工程表を発表したことについて、「(原発は)非常に大きな損傷を受けており、出たことは前進」と評価した。 

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