2012年9月4日火曜日

「できるだけ罰則重く」事故被害者遺族ら要望 「準危険運転罪」創設検討で

遺族の思い、もっともだよ。突然命を奪われて、「業務上過失」と言われても・・・納得できないよね。

 重大事故をめぐり新たに検討される法整備について、被害者遺族からは「できるだけ罰則の上限を重く」との要望が聞かれた。

 「悪質で反社会的な運転行為をすべて、新設される法律でまかなうことができれば」

 栃木県鹿沼市で昨年4月、児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、長男の大芽くん=当時(9)=を亡くした伊原高弘さん(40)はこう期待を込める。事故では宇都宮地検が運転手=当時(26)=に対し、危険運転致死罪適用も視野に捜査。だが、事故はてんかんの発作が原因で、同罪は成立しないと判断した。

 高弘さんは「厳罰化」の方針に一定の評価をする一方、危険運転致死傷罪よりも軽い罰則が想定されていることについて「子供のためにできることは裁判で被告に最大限の反省をしてもらうこと。できるだけ罰則の上限を重くしてほしい。最低限、危険運転致死傷罪の条文改正にも踏み込んでほしい」と注文を付けた。

 同罪の適用が見送られた例は、このほか、京都府亀岡市で4月、小学生ら10人が無職少年の運転する軽乗用車にはねられ死傷した事故などがある。

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