日テレ記者が６１歳・容疑者の遺体発見…原宿母子殺害事件

なんで殺したんだろう。幼い子供は全く何も罪はないだろうに。酷すぎるよ～

東京都渋谷区の自宅高級マンションで、榊みどりさん（３８）と長男・駿之佑ちゃん（５）が殺害された事件で１７日、殺人容疑で逮捕状が出ていた同居の会社社長・中沢慶夫容疑者（６１）の遺体が長野・茅野市の山中で見つかった。取材中の日本テレビ記者が遺体を発見、捜索中の捜査員に知らせた。同容疑者は、自殺したとみられる。近くでは、１４日にも容疑者が乗ってきたとみられる車を、フジテレビ系のＦＮＮ取材班が発見していた。

　容疑者の車に続き、遺体を発見したのも、警察ではなく取材クルーだった。

　日テレの平山晃一記者がリポートで伝えたところでは、この日午前１１時ごろ、車から数百メートル離れた登山道脇の斜面を下りたところにある沢で、遺体を発見し、近くにいた警視庁捜査員に伝えた。遺体は「外傷はなく、流された感じだった」。下半身が水につかり、あおむけで斜面に背中を横たえるような形だったという。容疑者は、黒いシャツ、白いズボン姿でスニーカーを履いていた。

　警視庁によると、遺体は死後２～３日とみられる。沢から約３０メートルの木の上にネクタイが結ばれており、首をつった可能性がある。その後、斜面を滑り落ちたとみられる。付近から「３人で暮らせて幸せだった」との遺書めいたメモが見つかった。

　榊さん母子は１３日午前７時すぎ、マンションのベッドの上で遺体で発見された。同居していた中沢容疑者は自宅に「後を追う」との書き置きを残し、親族には「２人を手にかけた」と連絡し、同日未明から行方が分からなくなっていた。

　警視庁は容疑者の車が、１３日午前６時半ごろ山梨県の中央自動車道小淵沢インターチェンジを降りたのを確認。別荘がある長野県内にいるとみて、捜索が続けられていた。翌１４日に、事件を取材中のＦＮＮクルーが、茅野市内の駐車場で、容疑者が乗っていた白い外車を発見し、警察に連絡。警視庁捜査１課では付近を捜索していた。

　同容疑者はマンション室内で榊さんを殺害後、車で駿之佑ちゃんを幼稚園に迎えに行き、自宅に連れ帰って殺害した疑いが持たれている。警視庁は司法解剖して死因を調べ、容疑者死亡で書類送検する方針。容疑者は、飲食店複数を経営する会社の社長で、資金繰りに悩んでいたとの話があるという。