2012年1月31日火曜日

埴輪の髪形は「オールバック」 松江市の島田1号墳で出土 全国的にも初

まだまだ、いろんなところに埴輪とか、古墳があるんですかね?ワクワクしますね。


 松江市の島田1号墳(5世紀後半)で出土した人物埴輪(はにわ)の破片を接合した結果、オールバックのような髪形の男子像だったことが分かり、31日、島根県埋蔵文化財調査センターが発表した。同センターは「かぶりものの可能性もあるが、埴輪では全国的にも出土例がないヘアスタイル」という。

 復元された埴輪は高さ36センチで上半身像とみられる。髪形は左右で束ねる「美豆良(みずら)」で、前頭部から後ろの首筋にかけてオールバックを思わせる。目鼻立ちは、はっきりし、短い襟付きの衣服を着用していた。

 同センターは「特徴がはっきりしており、当時のファッションが分かる貴重な資料」。これらの特徴は蕃上山(ばんじょうやま)古墳(大阪府藤井寺市)の埴輪と似ており、同センターは近畿と出雲地方の豪族に技術面でつながりがあったとみている。

 島田1号墳は直径約11メートルの小さな円墳で、平成7年度の発掘調査で約千点の埴輪片が出土。2月4日~3月4日まで和鋼博物館(島根県安来市)、3月10~20日まで県立八雲立つ風土記の丘(松江市)で公開。

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