こういうことって、きっちり調べたら日本中多くの学校でやっているのかもしれないですね。
私立浪速高校(大阪市住吉区)で明らかになった大学合格実績の「水増し」。学校関係者は「不適切と分かっている」と証言する。受験料を負担した生徒の実績などを列挙した内部資料「Xファイル」からは、少子化で生徒獲得競争が激化する中、進学に有利であることをアピールしたい高校側の「焦り」が透けて見える。
合格実績の水増しを巡っては07年、大阪学芸高校など大阪府内の私立高校で広く行われていたことが発覚。同高の校長と運営する学校法人の理事長が辞任した。府は当時、生徒の進学意思を尊重し、大学合格実績は延べ人数だけでなく実数を公表するよう通知した。
浪速高校の木村智彦校長(65)は、この問題が発覚した当時、自身のブログで「退任した前校長は『生徒募集への焦りがあった』と自己反省していた」と書いていた。
関係者によると、その木村校長が「学校は進学実績(で決まる)。進路指導にも『公金』を使う」などと言い始めたのは10年5月ごろ。成績優秀な生徒に「関関同立」など有名私大を受けさせるよう指示し、教員らは負担する受験料の原資として「関係機関から寄付金を受けた」と生徒や保護者に説明するよう命じられたという。
同校の合格実績作りに加担した形の保護者は戸惑い気味。1人で立命館大の延べ9学部・学科に合格した男子生徒の母親は学校側の負担について口を濁し、「何が問題か、私たちは受験のプロではないから分からない。全て学校に任せている」と漏らした。別の男子生徒の母親も「何も答えられない。プライバシーの侵害だ」と話した。
同校の系列の浪速中が設けた「関大コース」ではこれまでに、実際には取り決めがないのに関西大に推薦入学できるなどと、木村校長が入試説明会で虚偽説明していたことが毎日新聞の取材で明らかになっている。
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