天気が、はっきりしすぎだよねー。今年は、夕立も少なかったような気がするよ。
日本列島は30日も各地で気温がぐんぐん上がり、群馬県館林市37.9度、山梨県甲州市37.7度など関東を中心に全国45地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。35.6度を観測した東京都心は19日から降水がなく、8月に入ってからの雨量は平年の15%の25ミリ。関東一円も少雨傾向にあり、利根川水系最大の矢木沢ダムの貯水量は8%に落ち込んでいる。渇水の恐れもあり、国土交通省は来月3日に臨時の会合を開く。
東京都心では、最高気温30度以上の真夏日が9日から、最低気温25度以上の熱帯夜も11日から続いている。降水ゼロの継続日数12日は暖候期(5~10月)としては1968年の統計開始以来4位タイになる。
関東の他都市も29日までの30日間の雨量は埼玉県熊谷市24ミリ(平年の13%)▽前橋市31.5ミリ(同16%)▽横浜市18ミリ(同11%)--など少雨傾向がはっきりしている。
これに伴い「首都圏の水がめ」が心細くなってきた。1都5県(群馬、茨城、栃木、千葉、埼玉、東京)に水需要の約5割を供給する利根川水系8ダムの貯水量は30日現在、満水時の46%まで低下。最も大きい矢木沢ダム(群馬県みなかみ町)はわずか8%だ。
国交省関東地方整備局によると、夏期の8ダムの有効貯水量は3億4349万トン。7月上旬はほぼ満水だったが、利根川上流域の8月の降水量は平年の約4割しかなく、関東で取水制限を行った94年夏▽96年夏▽01年夏の貯水量と同レベルにまで急減した。有効量1億1550万トンの矢木沢ダムでは、ほどんどの岸辺や底が地肌をさらしている。
例年なら9月に入ると台風や稲刈りによる農業用水の需要減少で水不足の危機はなくなるが、気象庁の3カ月予報によると、9月も全国的に気温が平年並みまたは高いと予想され、しばらくは厳しい残暑が続きそうだ。
群馬県技術支援課や埼玉県農業支援課は、猛暑で稲が育たない「高温障害」を防ぐため、農家に対してこまめに田の水を入れ替えて温度を下げる「間断かん水」の指導を強化。いずれも「無駄な掛け流しはしないように」と呼びかけている。
関東地方整備局は3日に関係省庁と1都5県で構成する利根川水系渇水対策連絡協議会の幹事会を開催。情報を共有して節水を呼びかける他、今後も雨が降らない場合に取水制限が必要かどうかなど、対応を協議する。
0 件のコメント:
コメントを投稿