2011年9月19日月曜日

<土砂ダム>満水まで39センチ 厳戒続く

これ以上降らないでください・・・被害拡大だけはしないで欲しいですね・・・


 台風12号による豪雨で奈良・和歌山両県にできた土砂ダムについて、国土交通省近畿地方整備局は19日午後9時、台風15号の影響などで大雨が降ったことから、和歌山県田辺市熊野(いや)地区の土砂ダムについて早ければ19日中に水があふれる危険があるとの見通しを発表、地元自治体などに警戒を呼びかけた。土砂ダムの水位は午後11時現在、堤の頂上から水面まで39センチに迫っている。水があふれると決壊して土石流が発生する恐れが高まる。台風15号は20日から21日にかけて西日本に接近する見通し。

近畿地方整備局は熊野地区のほか、奈良県五條市大塔町赤谷と野迫川(のせがわ)村北股の両地区の土砂ダムについても、早ければ20日昼以降にあふれる可能性があるとして、避難の徹底を促した。整備局は19日、熊野、赤谷両地区で排水路整備のための工事用道路の整備工事を続けた。

大阪管区気象台は大雨が降る恐れがあるとして、特に台風12号で被害があった地域で、新たな土砂災害の発生に警戒を呼びかけている。和歌山県などでは19日夜から雨が強まり、新たに避難勧告を出す自治体が相次いだ。

気象台によると、日本海から秋雨前線が南下し、20日にかけて西日本付近に停滞する見込み。このため近畿地方南部では雨が多くなる可能性がある。竜巻などの突風にも注意が必要という。台風15号は19日午後10時現在、鹿児島県奄美市の東南東約70キロをゆっくりと北北西に進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル。21日に近畿地方に最も接近すると予想され、近畿南部を中心に非常に激しい雨の降る恐れがあるという。

21日午前0時までに予想される24時間雨量は、多いところで▽近畿地方北部120ミリ▽同中部200ミリ▽同南部250ミリ。また22日午前0時までの24時間雨量では、南部の多いところで300~400ミリを予想している。

0 件のコメント:

コメントを投稿