・・・旦那さんの気持ちはいかほどか・・・相談できなかったのか、悔やまれますね。
大分県日出(ひじ)町の江本琴音(ことね)ちゃん(当時2歳10カ月)が行方不明になった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された母親の優子容疑者(35)は遺体遺棄を夫に告白後、県警に出頭していたことが捜査関係者への取材で分かった。「娘を殺してはいない。自宅で死んでいた」などと供述しており、県警は琴音ちゃんが死亡した経緯や原因を慎重に調べる。
県警によると、供述に基づく5日の捜索で琴音ちゃんとみられる白骨化した遺体の一部が見つかった。上半身が中心で、枯れ葉や草がかぶさっていた。土を深く掘って埋めようとした痕跡はなかったという。
逮捕容疑は昨年9月13日ごろ、自宅から約3キロ離れた日出町大神(おおが)の雑木林に遺体を放置して遺棄したとしている。6日、同容疑で送検した。
優子容疑者は、フェリー会社勤務の夫と長男、琴音ちゃんの4人暮らし。当時、夫は約10日間の出張中で9月13日に戻る予定だった。捜査関係者によると、優子容疑者は今月5日朝、事件について夫に打ち明けた後、出頭した。「夫が帰宅する前、自宅で娘が亡くなっており、気が動転した。遺体を現場に放置した」という趣旨の供述をしているという。
一方、県警は6日、遺棄現場で実況見分し、捜査員約30人が衣類や骨片などを袋に入れて持ち帰った。遺体の一部や遺留品の可能性もあるとみて調べる。
同県国東市に住む優子容疑者の義父(62)によると、5日朝、優子容疑者の夫である息子から泣きじゃくった声で「遺棄現場に行かないかん。子供がいるので家に来てほしい」と電話があったという。
駆けつけると、優子容疑者は県警に出頭した後で、息子は捜査員と遺棄現場に向かうところだった。夜、帰宅した息子から「優子が捨てたようだ」と聞かされたという。
優子容疑者は琴音ちゃんが行方不明になった直後から落ち込んだ様子で、義父は時折「元気にならないかん」と励ましたという。
義父は「(優子容疑者は)明るく、子供をかわいがる普通の主婦だった。一言、電話をしてくれてたら。近所に大変迷惑をかけた」と言って肩を落とした。
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