新橋駅前のSL広場で11月9日・10日、港区の商店連合会と全国28の市町村などによる「商店街と地方都市との交流物産展」が開催される。主催は港区。
「出会い系物産展」をキャッチコピーに地方都市と港区の58商店会の交流促進を目的に2009年から開催されている同物産展。3回目となる今年は、被災地の支援に主眼を置き、昨年の18都市から大きく拡大した。過去には魚らん坂商店街がつくば市と朝市を定期開催するなど、「出会い」に貢献している。昨年赤坂サカスで行われた同展の動員数は2日間で約5万人。
当日は各地方都市ごとの店舗で地元の名産品などを販売するほか、会場内には名刺交換や商談ができる「マッチングブース」を開設。ステージでは、各地方都市のPRや福島県喜多方市による地元の「おはやし」、山形県庄内町による新米の振る舞いなどを予定。震災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市も参加予定で、「炭火焼さんま」「さんまハンバーグ」などを販売する。
参加地方都市は、以下。北海道=佐呂間町・紋別市・下川町、岩手県=岩手県・大船渡市、秋田県、山形県=舟形町・庄内町、福島県=いわき市・福島県喜多方市・只見町・会津坂下町、茨城県=笠間市・つくば市、栃木県=那須塩原市・那須町、群馬県=沼田市、千葉県=銚子市・我孫子市、福井県=福井県・越前町、滋賀県、岐阜県=郡上市、鳥取県、愛媛県=今治市・新居浜市、宮崎県=日之影町、鹿児島県=鹿児島市。
港区内では2008年に「ニュー新橋ビル商店連合会×福島県いわき市」「青山外苑前商店街振興組合×岐阜県郡上市」「東麻布商店会×山形県舟形町」「三田商店街振興組合×北海道佐呂間町」の4組が港区と共に「商店街友好都市との交流に関する基本協定」を締結。相互の物産・人的交流の促進や商店街・観光の振興、災害時の相互支援などを行うことを定めた。これにより、港区は震災直後から物資運搬などいわき市の支援を開始。ニュー新橋ビル商店連合会と連携し、イベント支援などを続けている。
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