それを目当てに食べに行って、味がある基準に達してないとがっかりですもんね・・・
昨秋、“B-1日本一”の勲章を得た甲府市のご当地グルメ「甲府鳥もつ煮」の味に一定の基準を設け、観光客の期待を裏切らない料理を提供する店を増やしていこうと、「甲府鳥もつ煮認定店制度」が設けられた。おもてなしの心や調理法、食材などを定めた「甲府鳥もつ煮5か条」を設け、これを満たす店を認定店とする。「味が違う」といった観光客の苦情をなくすのが狙いだ。
制度は、昨年9月のご当地B級グルメの祭典「B-1グランプリ」でゴールドグランプリを獲得した甲府市の団体「みなさまの縁をとりもつ隊」(土橋克己代表)が3日から創設した。
具体的には、「鳥もつ煮で甲府を元気にする」「“おもてなしの心”をもって提供する」「砂肝、レバー、ハツ、キンカンが入っていること」「注文を受けた後に生の食材から調理すること」「たれはしょうゆと砂糖をベースとすること」の5つの条件にかなった店に認定証を交付し、認定のぼり旗を貸与する。とりもつ隊のホームページでも認定店として公表する。
B-1制覇前から、のぼりやポスターを店舗に掲げるなど、とりもつ隊に協力し、5カ条の要件を満たすと判断された甲府市内のそば店など27店を賛同店と位置づけ、3日にまず認定証を交付した。来年1月以降、賛同店以外の店を対象に、認定店となり得る店を募集するという。
とりもつ隊の土橋代表によると、グランプリ制覇後、「甲府鳥もつ煮」と称する料理を食べた観光客の一部から、「味が違うのではないか」「キンカンが入っていなかった」などの苦情が提供した店ではなく、とりもつ隊に多く寄せられ、本来の調理法と明らかに異なる鳥もつ煮を提供する店も見られた。
土橋代表は「甲府鳥もつ煮という地域ブランドに対して苦情がないように、認定店制度を観光客へのランドマークとしたい」と話している。
詳細は、みなさまの縁をとりもつ隊ホームページ(http://www7b.biglobe.ne.jp/torimotsu/)。
■甲府鳥もつ煮
調理法は昭和25年ごろ、甲府市のそば店「奥藤」で考案されたとされる。砂糖としょうゆの甘辛い濃厚なたれを使い、もつを小鍋で手早く照り煮する。もつのうま味を包み込むように、たれがとじ込んでいる。市職員有志らでつくる「みなさまの縁をとりもつ隊」が昨年9月、B-1グランプリで優勝した。
0 件のコメント:
コメントを投稿