2011年11月11日金曜日

野田首相、TPP交渉参加方針を正式表明

いい面も悪い面もあるでしょう。アメリカのいいなりにならないよう、毅然と交渉してもらいたいです。


 野田首相は11日、首相官邸で記者会見し、「APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議で、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に向けて、関係国との協議に入ることとした」と述べ、TPP交渉への参加方針を正式に表明した。

 日本経済再生のため、アジア太平洋地域の成長力を生かす必要性と意義を強調した。TPP参加で悪影響が出るとの指摘がある農業分野については、政府として全力で支援する考えを示した。首相はAPEC首脳会議や日米首脳会談などで、こうした参加方針を伝える。

 首相は記者会見で、交渉参加の意義について、「貿易立国として築き上げてきた現在の豊かさを次世代に引き継ぎ、活力ある社会を発展させていかなければならない」と強調した。農業再生に向けた取り組みについては、政府の「食と農林漁業の再生推進本部」(本部長・野田首相)が10月に決めた国内農業の競争力向上を図るための基本方針・行動計画に基づき、「予算措置を行っていく」と語った。

 また、民主党内などにTPP交渉参加への慎重論、反対論が多いことを念頭に、「日本の医療制度、伝統文化、美しい農村は断固として守り、安定した社会の再構築を実現する決意だ」と強調した。

 参加表明を1日先送りしたことについては「(党から)『慎重に対応を』という提起があったことを踏まえて、まさに熟慮したということだ」と説明した。

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