2011年11月12日土曜日

<卒業アルバム>大学生に売れず 人気回復に知恵絞る

 大学の卒業アルバムの購入者の減少が、目立っている。学生たちの価値観の変化やデジタルカメラの普及などさまざまな要因が指摘される中、制作・販売側は学生からの投稿写真のページを増やしたり、保護者にアルバムを売り込むなど「卒アル」の人気回復に知恵を絞っている。

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 大学の卒業アルバムは、1冊1万数千~2万円が相場。生協や学生の編集委員会、写真スタジオなどが制作・販売しており、「時間がたつうちに魅力が増す貴重品」とアピールする。しかし、名城大の制作業者は「十数年前は約1200部あったが、数年前から800部以下まで落ち込んだ」、名古屋大生協は「ゆるやかな減少が続き、現在は4年生の半数程度の1300部ほど」という。

 任意の顔写真撮影をしない学生も増加。ある制作業者は「自分と友達以外には無関心の学生が増え、アルバム離れが加速している」と嘆く。

 なぜ卒アルを買わなくなったのか。

 名大4年生たちに尋ねると「知らない人の顔ばかりでつまらない」「携帯電話のカメラで自分で撮った写真がたくさんあり、必要性を感じない」「引っ越し時の荷物になる」などと話した。

大学ともなると、同じ学科でさえも知らない人が増えるからねえ・・・今後、ますます厳しくなるね。


 制作・販売側は定番の顔写真やゼミ、サークルの集合写真に加え、学生からの投稿写真の掲載欄を多く設けるなど工夫をこらす。中京大の制作業者は「4年生全員の姿をアルバムに収めようと、すべての授業に足を運んで撮影している」と内容充実に気を配る。

 名城大の制作業者は顔写真の撮影期間を拡大し、卒業生の約3割に当たる約1000部まで部数を回復した。名大生協は「親の購入意欲が高い」と学生の実家に卒アル案内を送付。学内に特設テントを設けて顔写真撮影をPRし「すでに昨年度と同水準の予約がある。部数は底打ちした」と手応えを感じている。

 一方、業者からは「DVDなどの電子媒体にした方が需要が増えるとの意見もある。研究したい」との声も出ている。

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