2011年12月26日月曜日

若年層ほど自動車を利用 津波避難実態調査

少しでも距離を稼ごうとすると、車になっちゃうよなあ・・・でも、あの時の映像をみると、どうしたらいいのかわからなくなるよね・・・


 東日本大震災の発生後、津波が到達する前に避難行動を開始したのは62・6%だったことが26日、国土交通省の避難実態調査で分かった。このうち51・2%が車、46・4%が徒歩で避難していたが、20代の車利用率は60・5%と若年層ほど車を利用する傾向が表れたという。

 同省は「避難は原則、徒歩ということが周知されていなかった」と分析。今後、避難施設の配置や避難方法の立案などに生かしたいとしている。

 調査は、青森から千葉までの6県の津波浸水区域に住む約1万人から聞き取り形式で実施した。

 結果によると、津波到達後に避難を開始した人は10・6%、避難行動を取らなかった人は26・8%。徒歩と車以外の交通手段は自転車1・1%、バイク0・6%。移動距離は徒歩が438メートルだったのに対し、車は2431メートルと約5・5倍に上った。

 ただ、車を利用した人でも18%が500メートル以内、39%が1キロ以内の移動にとどまっており、大半が車を使用する必要性がなかったとみられる。また、車を使った人の28・3%が「渋滞で動けない状態だった」と問題点を挙げたという。

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