2011年12月17日土曜日

涙の母親「飲酒運転許せない」 月食の日に犠牲、兄弟お別れ会

飲酒運転・・・どうすればなくなるんでしょうね。こんな、兄弟を一度に亡くしてしまった親の悲しみはどれほどか・・・


兵庫県加西市で皆既月食を見ようと外出した市立北条小6年、生田敦弘君(12)と同小2年、汰成(たいせい)君(8)の兄弟が飲酒運転の軽トラックにはねられ死亡した事故から1週間となった17日、兄弟のお別れ会が同県加古川市の斎場で営まれた。母親の伊津子さん(36)は「事故は最低限のルールを守れば防げた。こうした事故で命を落とす人がなくなってほしい」と涙ながらに訴えた。

 お別れ会には、同級生ら600人以上が参列。空手教室に通っていた兄弟の試合のDVDを上映した後、児童の代表が「君を忘れないって約束するよ」と呼びかけ、子供たちが兄弟との思い出の曲を合唱した。

 伊津子さんは「2人とも友達に恵まれた」と涙ぐみ、「(軽トラックの運転手の)家族から謝罪があったが、恨みたくないのに家族も連帯責任と感じてしまう。飲酒運転は絶対に許せない」と訴えた。

 一方、たくさんの菓子や花束が供えられた事故現場では、同県尼崎市で平成19年に飲酒事故で夫を亡くし、飲酒運転撲滅運動を続けている岩田瞳さん(52)が献花。岩田さんは「同じ思いをする人がこれ以上増えてほしくない。飲酒運転は絶対にだめだと伝えたい」と話していた。

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